よくある間違いを知って、成功するリニューアルを
看板のリニューアルは集客力を回復させる大きなチャンスですが、ポイントを押さえないと逆効果になることも。ここでは実際によくある失敗事例と、その対策をご紹介します。
コスト削減のため、リニューアル時に看板サイズを一回り小さくした飲食店。道路沿いの自立看板だったため、ドライバーからの視認距離が大幅に短くなった。
交通量・視認距離を考慮せずにサイズを縮小した。看板は「見てもらう」ことが最大の目的であり、設置場所に応じた最適サイズの検討が不可欠。
リニューアル前に交通量調査と視認距離の確認を実施。道路からの距離・速度に応じた文字サイズ・看板サイズを設計する。看板業者と現地で確認することが重要。
費用の目安
現地調査費用: 無料(当社の場合)、再設計費用: 3〜5万円
海沿いの店舗で、コストを優先してスチール製の看板にリニューアル。わずか2年で錆が発生し、見栄えが大幅に悪化。結局、再度リニューアルが必要になった。
設置環境を考慮せず、コストだけで素材を選定。海沿いなど塩害がある地域ではスチールは不適切。結果的に二重コストが発生。
海沿いにはステンレスやアルミ複合板など耐食性の高い素材を使用。設置環境に合った素材選びを専門家に相談し、長期的なコストで比較検討する。
費用の目安
ステンレスへの変更: +5〜15万円(長期的にはコスト削減)
デザイナーに依頼しておしゃれな看板にリニューアルしたカフェ。しかし細い英字フォントと淡い色使いで、通行人からは何の店かわからない看板になってしまった。
デザイン性を重視するあまり、看板本来の「情報伝達」機能が疎かに。文字が小さすぎる、コントラストが低い、業種が伝わらないなどの問題。
遠くからでも読めるフォントサイズ・太さを確保。背景色と文字色のコントラスト比を高く設定。店名だけでなく業種・サービス内容も明記する。デザインと視認性のバランスが重要。
費用の目安
デザイン修正費用: 2〜5万円、面板交換: 5〜15万円
リニューアルで看板を大きくした店舗。設置後に自治体から屋外広告物条例違反の指摘を受け、撤去命令が出された。許可申請を怠ったことが原因。
屋外広告物条例は自治体ごとに規制内容が異なり、サイズ・高さ・色彩・設置場所に制限がある。リニューアルでサイズや仕様を変更する場合は再申請が必要な場合が多い。
リニューアル前に管轄の自治体に確認。屋外広告物条例に基づく許可申請を確実に行う。看板業者に法規制の確認を依頼するのが安心。当社では申請代行も対応。
費用の目安
許可申請費用: 1〜3万円、違反時の撤去・修正費用: 10〜50万円
夜間営業の居酒屋が看板をリニューアル。デザインは良くなったが、内照式(LEDバックライト)ではなく非照明の看板を選んでしまい、夜間は看板が全く見えない状態に。
夜間営業なのに照明付き看板にしなかった。暗い時間帯に看板が視認できなければ、集客効果はゼロ。営業時間帯に合わせた看板仕様の検討が必要。
営業時間帯を考慮し、夜間営業の場合は内照式看板やスポットライト付き看板を選択。LED照明なら省エネで長寿命。外照式(スポットライト)も有効な選択肢。
費用の目安
LED内照式への変更: +10〜30万円、外照式スポットライト追加: 3〜10万円
コスト削減のため、看板の取り付けを自分で行った店舗オーナー。高所作業の資格を持たず施工した結果、看板が落下して通行人が負傷。損害賠償問題に発展。
看板の施工には専門知識と資格が必要。特に高所作業や大型看板の設置は、足場の組み立てや構造計算の知識が不可欠。無資格施工は法律違反にもなりうる。
看板の施工は必ず専門業者に依頼する。高所作業には高所作業車の操作資格が必要。PL保険(生産物賠償責任保険)に加入している業者を選ぶこと。
費用の目安
専門業者の施工費: 5〜20万円(事故時の賠償金: 数百万円〜)
リニューアルから5年間、一切メンテナンスをしなかった美容室。看板の色褪せ・汚れが進行し、「閉店した店」と勘違いされるほど劣化。新規客が大幅に減少した。
看板は設置して終わりではなく、定期的なメンテナンスが必要。清掃や塗装の補修を怠ると、看板の劣化がブランドイメージの低下に直結する。
年1〜2回の定期清掃と点検を実施。色褪せが目立ち始めたら面板の張替えや再塗装を検討。メンテナンス契約を結んでおくと計画的に管理できる。
費用の目安
年間メンテナンス費: 1〜3万円、面板張替え: 5〜15万円